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The Times They Are A-changin'

2009年02月14日 20:23

プロは目先   アマは大局



上記の言葉は林輝太郎氏が著書のなかでたびたび述べられている考え方です。

なるほどと思いました。
といっても決していい意味ではないのですが・・

私は以前に職人が持つ職人気質と呼ばれるものに批判的な内容の記事を書いたことがあります。 
こういった人は自分の技術、作る製品に対しては非常に高いプライドを持っているのですが、逆にそれが技術に対する妄信をまねき全体が見えなくなっている場合が多いのです。

ですからいい品物さえ作ればいい、いいサービスさえ提供すれば売れると考えてしまいがちです。
ところが品質を高めるということはもちろん重要なのですが、それだけで商売が成り立つと思ったら大間違いなのです。

いろいろな業界に対しても同じことが言えると思います。
よその人から見たら明らかにおかしいことなのに業界内の人はそれに全く気がつかない、意識が回らないということがよくあると思います。

相場で言うと、プロのディーラーで非常に短期のスキャルピングの技術に長けた人で誰にも真似できないような技術を持っていても、相場全体に対しては無頓着なので、環境が変化してもそれに気がつかずにとたんに稼げなくなってしまったという話を聞いたことがあります。
つまりプロだから相場をよく知っていると思い込むのは間違いだということです。
たんに一部の技術に秀でているだけという人もたくさんいるのではないかと思います。

私が最近やっていることは林氏の言葉を借りればまさにアマチュア的なやり方ということになります。
私は今建て玉の技術といった細かい売買技術の練習はいったん置いておいてリスク管理等を含む全体の戦略の構築に最も力を注いでいます。

私が信じていることは

「優れた戦略は優れた戦術に必ず勝る」


という考えです。

たとえば戦争においても指揮官個人がどんなに勇猛な人物であったとしても戦場では個人の力が戦局全体を左右することなどありえないと思います。
戦術的勝利を積み重ねることで戦略上の不利を覆して勝利を得るということは不可能とまではいえませんが、たとえ出来たとしても邪道であることには変わりありません。


売買技術というのは結局、戦術の一部にすぎない

ということです。

もちろん戦術が優れているに越したことはありま

せんが、それ以上でも以下でもない

ということです。


一方リスク管理とは戦争でいう補給のことです。

そして環境認識力とはまさに情報です。

戦場においては戦力の大小、戦術の優劣以上に

補給と情報が勝敗において決定的な要因となって

きたことは歴史が証明しています。



今の相場というのはまさに現代の戦争の形にどんどん似てきているのではないでしょうか?
現代の戦争は一個人の技量にかかる重要性は昔に比べると格段に落ちてきています。
かっての戦争で日本の零戦パイロットたちは零戦の性能以上にその卓越した技能で相手を圧倒しました。
しかし相手のレーダーの発達によってその優位性は失われていきました。
現代のパイロットにかかる負担はかってのパイロットより格段に減ったことは疑いようがないでしょう。

相場でもコンピューターの発達により、以前は膨大な時間がかかったであろうデータ処理や検証がごく短時間で出来るようになりました。
売買の補助をするテクニカル分析の発達も目覚しいです。

では人間に残された部分、人間が必要とされる場

面はどこか?


様々な要素のマネジメント能力だと思います。


トレードとはいろいろな部分でなりたっているわけですが、個々の機能が優れていることが全体の優秀さに即つながるわけではありません。

そういった複雑な多くの要素を上手に管理することは現代のコンピューターでもまだまだ役不足です。
まさに人間がコンピューターに勝る部分はそこだと思います。

戦争でも優れた指揮能力を持つ指令官の重要性は昔と比べても少しも劣っていないはずだと思います。
たとえ一兵士の役割がどれだけ小さなものになったとしてもです。

時代、環境は常に変化します、それとともにやはりその中に生きる人間も変わっていかなくてはいけないと思います。

それでもやはり人間だから変化を恐れるかもしれません。
そんな人には次の言葉を贈ります。
これもやはり林輝太郎氏の言葉ですがこの考えには私も全面的に同意します。



「再出発」

全てを新しくして、基本からやれば、いままでの経

験が生きて、2,3ヶ月で以前の儲け・技術の水準

を越す。これは決して大げさではない。何年もの

間いろんな人で実験している。



全てを捨てて一から学ぶとき、「自分が今までやってきたのは何だったのか?全て無駄だったのか?」と思うかもしれません。

しかし本当に必要なものはたとえ一度捨てたとしてもまた戻ってくるのです。
本当に大切なものは血となり肉となってその人の中に残っているのです。
人生においておよそ無駄な経験など何一つ無いのですから・・

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コメント

  1. ごくしょう | URL | uBEEWbM.

    人生において無駄な経験などひとつもないというご意見に賛成です!

    様々な勉強や経験が内部に蓄積されることにより、それが次の行動の基礎を形作るものになるのだと思いますから。

  2. ビットウィーン | URL | -

    ごくしょうさん、こんばんは

    どんな経験でも生かすか無駄にしてしまうかはやはり本人次第ですね。

    ところで次回以降もしばらくは林氏に対する批判めいた内容の記事になってしまうかもしれません。
    いっそ「林輝太郎を斬る!」みたいなシリーズにもしようかとも思ったのですが、さすがに思いとどまりました。

    ごくしょうさんもどうか気を悪くすることなく気楽な気持ちで読んでくださいね。

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